ロシア鉄道回廊の可能性 -日本発欧州向けの新ルートへ-
 印刷 2021年11月17日デイリー版2面

MAN、ケミカル船向け、エコ推進システムを受注

 舶用低速エンジンのライセンサーである独MANエナジー・ソリューションズは11日、中国の招商局工業集団傘下の招商局金陵鼎衡船舶(揚州)から「HyProp ECO推進システム」を受注したと発表した。ハンブルクを拠点とするタンカーオペレーターのジョン・T・エスバーガーが整備する6600重量トン型ケミカル船向け。2023年の竣工を予定している確定4隻に加えオプション4隻分の成約を確保している。

 新造ケミカル船に採用される「HyProp ECO推進システム」は周波数変換器、バウスラスターモーター、関連するACスイッチボードなどで構成される統合電気システムで、船舶に陸上電源を供給したりするなど、多目的に使用できるように設計されている。

 同船に搭載される機関はディーゼルとガスを燃料として使用できるDF(2元燃料)エンジン「MAN 6L35/44DF」で、プロペラは「MAN Alpha CP」。船体はFSICR(フィンランドとスウェーデン両政府が定めた耐氷構造規則)の中で1Aの認証を受けている。

 同船は船体設計と装備の最適化により、エネルギー効率が従来船と比べて30%改善されるほか、陸上電源の使用もできるようになっている。この新造船プロジェクトは独交通デジタルインフラ省から補助金を得て進められている。