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 印刷 2021年10月25日デイリー版1面

日舶工、舶用マイスター22人誕生。認定証交付式

ウェブ中継も交えて行われた舶用マイスター認定証交付式
ウェブ中継も交えて行われた舶用マイスター認定証交付式

 日本舶用工業会は21日、東京都内で2021年度の舶用マイスター認定証交付式を開催した。今年度は18社22人が認定された。代表して謝辞を述べたササクラの大坪仁氏は「今後はゼロエミッション船、自動運航船といった先進的な技術開発にも注力していく必要がある。熟練の知識や経験をいかに最新技術に応用し、伝えていくかが舶用マイスターの使命だ」と語った。

 日舶工の木下茂樹会長(ダイハツディーゼル会長)はあいさつで、舶用業界について「昨今のコロナ禍の影響は大きいものの、明るい兆しも見えてきている」との認識を示した。

 一方で「欧州、中国、韓国メーカーとの厳しい競争を行いつつ、先進的な技術開発に取り組んでいく必要がある」と指摘。これまで認定を受けた舶用マイスターたちが「業界の発展に多大なる貢献を果たしてきた」と述べた上で「持続的に発展していくためには質の高い製品づくりと優秀な人材確保・養成が不可欠。今後も人材確保と技能伝承に取り組んでいかないといけない」と話し、若い世代へ魅力を伝えていく役割などに期待感を示した。

 国土交通省海事局船舶産業課の今井新課長は海外勢との競争に触れ「わが国の海事産業の将来を左右する重要な局面に差し掛かっている」との認識を示した。

 そのうえで「岸田文雄首相の新たな方針の一つに経済安全保障がある。四方が海に囲まれた日本は、海上物流と船舶の供給は不可欠なもの。国内のサプライチェーンを確保していくことが重要だと感じている」と述べ、デジタル化やカーボンニュートラルなど国際競争力の強化に向け支援をしていくと話した。

 日舶工は舶用工業を支える優秀な熟練技能者を「舶用マイスター」として認定することで、日頃の功績をたたえるとともに、会員企業の人材確保・養成対策に活用している。