印刷 2021年10月22日デイリー版2面

LR、デジタル技術でAIP。サムスン重工に

 英国船級協会ロイド・レジスター(LR)は19日、韓国造船大手のサムスン重工業(SHI)が開発したスマートシップソリューション「SVESSEL CBM」と「S―Fugas(サムスン燃料ガス)システム」に対してデジタルツイン(仮想空間に再現した複製)・レディーの基本承認(AIP)を付与したと発表した。

 LRはデジタルツイン技術をはじめとするデジタル技術やAI(人工知能)を活用した海事技術の安全性や性能を保証するために、独自で作成したフレームワークを適用し、技術とその成果を4段階に分けて認定している。

 デジタルツイン・レディーは第1段階に当たり、デジタルツインのライフサイクルを通じた開発と維持に関連するソフトウエアエンジニアリングの手法を含む、開発者のシステムエンジニアリングのアプローチなどを評価する。

 サムスン重工は今回、AIを搭載した技術を開発するためのシステムエンジニアリング手法について、初めて船級協会の承認を取得した。プロジェクトの一環として同社は、「SVESSEL CBM」による回転機械の状態ベースのメンテナンスや、LNG(液化天然ガス)燃料ガス供給システムである「S―Fugas」のモデルベースのエンジニアリングサポート、システムモニタリングのためのデジタルツインのコンセプトなどを生み出している。

 LRはプロジェクトに関わる唯一の船級協会として、サムスン重工のデジタルツイン技術の正確性、安全性、性能を保証する役割を担い、ソフトウエアエンジニアリングプロセスや開発ツールなどを認定した。