印刷 2021年09月16日デイリー版3面

グーグル、プロジェクト44と協力。SC最適化サービス、可視化機能を強化

 グーグルはサプライチェーン(SC)の可視化を手掛ける米国のスタートアップ企業プロジェクト44と協力し、SC最適化サービス「グーグルクラウド・サプライチェーン・ツイン」を強化する。プロジェクト44がサプライチェーン・ツインを通じて物流のリアルタイムの可視化機能とデータを提供し、利用者の輸送効率の向上と在庫管理の最適化を支援する。

 両社が14日発表した。サプライチェーン・ツインは、仮想空間に実際のSCを再現するデジタルツインを構築し、企業のERP(基幹業務システム)やTMS(輸送管理システム)、WMS(倉庫管理システム)のデータやサプライヤーなどのデータ、天候などに関する情報を連携させるサービス。

 グーグルによると、利用者は関係者と情報を共有しながらデータの分析やSCに関するシミュレーションを行い、SCの計画立案と意思決定の最適化につなげられる。問題発生時には、関係者は電子メールやウェブ会議システムなどを組み合わせた企業向けサービス「グーグルワークスペース」を通じて迅速に協働できる。

 プロジェクト44はサプライチェーン・ツインのアプリケーションパートナーとして、エンド・ツー・エンドの物流可視化プラットフォーム(PF)の機能と情報を提供。サプライチェーン・ツインの可視化機能とレポーティング機能を拡充する。

 利用者は各輸送モードの情報と貨物の位置情報などを管理し、貨物の到着予測も立てられるようになる。物流に関するデータを発注業務などにも活用できる。

 プロジェクト44は2014年に設立。同社の可視化PFを利用する荷主・物流企業はアマゾンやP&G、シーバロジスティクスなど世界680社以上に上り、11万3500以上の複合輸送事業者のネットワークと260万以上のアセットの情報を集約している。