印刷 2021年08月02日デイリー版2面

MariTech 海事未来図】ナブテスコ、ギリシャAI企業に出資。自社CVC、船舶運航 DX加速

 【関西】ナブテスコは7月29日、自社のコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)「ナブテスコ・テクノロジー・ベンチャーズ」が、AI(人工知能)技術による船舶性能最適化システムを開発したギリシャの「ディープ・シー・テクノロジーズ」に出資したと発表した。ナブテスコは、自社の舶用エンジン遠隔制御システムとディープ・シー社が持つ世界最先端のAI技術を融合させることで、船舶運航のDX(デジタルトランスフォーメーション)を強力に推進していく。

 ディープ・シー社は2017年に設立。AIを活用して脱炭素化や効率運航、コスト削減などに寄与する船舶の最適航路選定、状態監視ソリューションなどを開発、提供している。

 ナブテスコは、今回の出資に関して「海運業界における自律航行と二酸化炭素(CO2)排出量削減、環境負荷の低減に向けた開発を推進するとともに、SDGs(持続可能な開発目標)活動についても取り組んでいきたい」としている。

 同社は、18年にスタートアップ企業への投資を目的に「ナブテスコ・テクノロジー・ベンチャーズ」をスイスに設立。これまでノルウェーの自立駆動ホイール開発会社や米国のパワーエレクトロニクス開発会社などに出資してきた。さらに、今年7月には新規事業創出活動をより強化・加速するため、「CVC推進室」を新設した。