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 印刷 2021年06月28日別版特集9面

環境特集】〈製品・サービスガイド 地球環境を守る〉関西ペイントマリン、新燃費就航解析システム開発

 関西ペイントマリン(本社・東京都大田区、西村俊一社長)は独自の燃費就航解析システム「KPM―PASS」(Kansai Paint Marine ― Performance Analyzing & Solution Service)を開発、同社の低燃費型船底防汚塗料を採用するユーザーへの情報提供サービスを開始している。

 同社はこれまで加水分解型船底防汚塗料のパイオニアとして、「タカタクォンタム」をはじめとする優れた防汚性能を発揮する数々の製品群を長年にわたり供給してきた。

■「KPM―PASS」で就航・燃費性能、航路解析「見える化」

 今回開発したシステムはこれらの船底防汚塗料の莫大(ばくだい)な実績データをベースとし、従来の理論だけに基づいた解析と異なり、より現実に即した視点で船舶の就航性能や燃費性能、航路解析を「見える化」することを特色としている。

 同システムは主に推進性能解析システムと航路解析システムで構成。推進性能解析システムは、ユーザーから提供してもらった船舶の就航データを独自に開発したプログラムに取り込んでデータ処理し、解析リポートとして出力、情報提供する。

 航路解析システムは、同社が提携する大手舶用塗料メーカーJotun(ヨートン)社(本社・ノルウェー)が開発した「Jotun Voyager」を活用。この解析では航路、船速分布、水温分布や、推進性能解析ではカバーできなかった停泊時・荒天時のデータも対象とする。これらの解析を通じて得られた結果を可視化することで、ユーザーへの仕様提案を最適化することを目指す。

 船底部への生物付着すなわち汚損は推進性能の低下に大きく影響する。このため、近年IMO(国際海事機関)で議論されているGHG(温室効果ガス)規制では、防汚塗料がキーポイントの一つになってくるとみられる。GHG規制の対応策としても、「KPM―PASS」は重要性を増す。