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 印刷 2021年05月14日デイリー版2面

SOY2020、郵船のLNG燃料自動車船。CO2大幅減やデジタル化に対応

受賞した「SAKURA LEADER」
受賞した「SAKURA LEADER」

 日本船舶海洋工学会は13日、日本郵船が保有・運航し、新来島どっくが建造したLNG(液化天然ガス)燃料の7000台積み大型自動車船「SAKURA LEADER」を「シップ・オブ・ザ・イヤー2020」(SOY2020)に選定したと発表した。同船は国内造船所で建造した初の大型LNG燃料自動車船。LNG燃料化でCO2(二酸化炭素)排出量を大幅削減したほか、先進デジタル技術を備えた点などが評価された。

 同船はLNGデュアルフューエル(2元燃料)主機関、1500立方メートル型LNGタンク2基などを装備。LNG燃料化により、CO2排出量を2008年比で40%以上減らす。全長を200メートル未満に抑え、幅を従来のパナマックス幅からオーバーパナマックス幅の38メートルに広げることで車両搭載台数を拡大。荷役スロープは高効率の荷役作業を実現する配置とした。

 日本海事協会(NK)からは先進的なデジタル技術を備えた船舶に付与される船級符号「Digital Smart Ship(DSS)」を世界で初取得。環境とデジタルで先進的に取り組んだ船舶となった。

 「SOY2020」の各部門賞は、小型貨物船部門賞にセントラルLNGシッピングが船主で、川崎重工業が建造したLNGバンカリング(燃料供給)船「かぐや」、小型客船部門賞に瀬戸内島たびコーポレーションが保有し、瀬戸内クラフトが建造した国内高速クルーズ船「SEA SPICA」、漁船・調査船部門賞に臼福本店が船主で、みらい造船が建造した遠洋マグロはえ縄漁船「第一昭福丸」、作業船・特殊船部門賞に川崎市が保有し、ツネイシクラフト&ファシリティーズが建造した消防艇「かわさき」がそれぞれ選ばれた。