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 印刷 2021年04月28日デイリー版2面

MTF発足、自動運航船などルール作り支援。主要な旗国・船級が参画

MTFに参画する各機関の代表者が参加したオンライン会見
MTFに参画する各機関の代表者が参加したオンライン会見

 主要な旗国と船級協会が参画する「マリタイム・テクノロジー・フォーラム(MTF)」が26日、設立された。エネルギー効率・代替燃料や自動運航船の国際的なルール作りなどを支援する。国土交通省海事局や日本海事協会(NK)を含む7つの旗国と船級が創設メンバーとして名を連ねた。

 エネルギー効率・代替燃料や自動運航の技術開発が進んでいる中、これらの国際的なルール作りが追い付いていないことからMTFは、IMO(国際海事機関)や海事産業に対して専門的知見とアドバイスを提供することを目的に設立された。

 MTFには、日本の国交省海事局、NKに加え、ノルウェー船級協会DNV、米船級協会ABS、英ロイド船級協会、ノルウェー海事局、英国海事沿岸警備庁の7つの旗国・船級協会が参画。

 運営は各創設メンバーの代表によって行われ、運営委員会が決定を行う。常設のワーキンググループが運営委員会と事務局をサポートする。

 26日にはオンラインによる記者会見が開催された。国交省海事局からは斎藤英明大臣官房技術審議官が参加し、「海事産業は今後、燃料転換と自動運航船が重要なテーマとなり、日本でも多くの技術開発が進められている。これらの技術を円滑に導入するためには技術開発とルール、ガイドライン(指針)の作成をバランス良く進めていくことが大切」と語った。

 NKの坂下広朗会長は「現在、全ての産業が、デジタルテクノロジーの活用と脱炭素化に取り組んでいる。そのような中で、MTFは、さまざまなプロジェクトや技術に関する情報を旗国と船級協会の間で共有できる有意義なプラットフォームだ」と期待感を示した。