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 印刷 2021年03月29日デイリー版1面

スエズ座礁事故】正栄汽船・檜垣社長、「27日の離礁めざす」。運河遮断を謝罪

会見する檜垣社長(右から2人目)
会見する檜垣社長(右から2人目)

 今治造船グループの船主大手、正栄汽船(本社・愛媛県今治市)は今治市で26日、スエズ運河で同社グループ保有の2万TEU型コンテナ船「Ever Given」の座礁事故を受け記者会見を開催した。冒頭、檜垣幸人社長が「座礁事故により、スエズ運河での交通が遮断され、関係者の皆さまに多大なる迷惑をおかけしていることをおわびする」と謝罪し、現地が満潮を迎える「日本時間27日夜の離礁を目指す」計画を明らかにした。(2面に関連記事)

 26日時点で離礁に向け、浚渫機械のサクションカッターなどで砕いた岩を取り除く作業を左舷側を中心に実施。スエズ運河庁手配の浚渫機材を陸上とバージ上に配置し、船首部付近の土砂を取り除く作業を続け、満潮時(潮位差約90センチ)にタグボート10隻で離礁を試みたが、同日時点では成功に至っていないという。

 保険会社手配の船舶救助作業の大手専門家5人も25日現場に到着。保険会社経由で現地当局の許可を得て、大型タグボート2隻の投入を計画している。

 「Ever Given」は正栄汽船と同社グループ会社が共有し、台湾船社エバーグリーンに定期貸船している。船舶管理は独ベルンハルト・シュルテ・シップマネジメント(BSM)。

 同船はインド人船員25人が乗り組み、極東―欧州航路の途上、スエズ運河を北上中、現地時間23日朝、運河の南側入り口から6カイリの地点で座礁した。