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 印刷 2021年02月22日デイリー版1面

MarCoPay×SDGs】船員にもっと幸せを No Seafarer, No Well-being

マルコペイ社提供、コロナ禍前に撮影
マルコペイ社提供、コロナ禍前に撮影

 人々は言う。船員はもっと幸せであるべきだ、と。

 「彼ら」は言う。船員とその家族、その生活に関わる全ての人々に、新たな経済的機会を創出する、と。その仕事に見合う、もっと大きな幸せを届けるために。

 船員が幸せでなければ、この先も船に乗り続けてくれる保証はない。

 船員が幸せでなければ、人々の生活を支える物流は持続しない。

 船員がより大きな幸せを手にするために、船員という職業の魅力を高めていくことが必要だ。

 「彼ら」は信じている。

 生活面の課題が少なくない船員と、革新的なプロダクトがつながることで創られる新しい世界を。

 それは、船員とその家族だけでなく、フィリピンの経済や海事産業全体に循環し、持続可能な世界を創っていく。

 「彼ら」とは、日本郵船グループで船員向け電子通貨プラットフォーム(PF)を運営するMarCoPay(マルコペイ社)。

 船員向けの融資や給与の受け取り、家族や仲間への送金、そして銀行をはじめとしたフィリピン全土の金融機関で現金化が可能な世界初の船員向け電子通貨PFを開発した。

 参加する船員やその家族らに、「乗船中のキャッシュレスや送金の機会」という基礎的な価値に加え、融資・保険などの金融サービスを通じた「生活水準の向上」という、新たな価値を届ける挑戦を続ける。

 世界の人々は言う。コロナ禍で、大変な思いをしていると。

 例えば、仕事の環境。在宅勤務が広がり、人と会う機会が少なくなったことで孤独を感じる人もいる。

 例えば、地域社会との関わり。外出自粛と感染防止対策を徹底するため、買い物や通院もままならない。

 例えば、家族との関わり。離れて暮らす両親や、単身赴任で現場から戻れない親は子どもたちにも長らく会えない。

 しかし、それは船員の日常でもある。世界中の船の上で、彼らも同じ思いを抱えながら、世界の人々の暮らしを支えている。

 人々が外出を自粛する中、船員は物流の最前線に立つ。

 人々が生活必需品をオンラインで安全に調達する中、船員はそのサプライチェーンを支える。

 人々が家族とくつろぐ中、船員は海の向こうの家族を思う。

 パンデミック(世界的流行)が収まらない今、船員交代は困難な状況が続き、彼らは船から下りることが許されず、最前線にとどまり続ける。

 この状況に終止符を打つべく海運関係者らが策定し、船員をキーワーカーと位置づけた「ネプチューン宣言」には、300以上の企業や団体が署名した。

 (写真はいずれもマルコペイ社提供、コロナ禍前に撮影)

 本紙は今後も船員の声、この問題に挑戦する企業・団体の取り組みについて、当事者意識を持って報道を続けていきます。