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 印刷 2021年02月18日デイリー版1面

川崎汽船、運航データをAI解析。米社技術採用、性能評価 高精度に

 川崎汽船は17日、運航船約300隻が搭載する船舶統合システム「K―IMS」に、米国のAI(人工知能)ベンチャー企業ベアリング社(本社・カリフォルニア州)のAIによるデータ解析技術を採用すると発表した。川崎汽船が約20年にわたり収集してきた高品質な運航データと、ベアリング社の世界最先端のAIによるデータ解析技術を融合し、運航船の高精度な性能評価を実現。安全で経済的な運航、環境負荷の低減を推進する。

 「K―IMS」は川崎汽船が2016年6月に川崎重工グループと共同開発した。「K―IMS」では、船陸間通信システムによって、陸上から船舶の運航管理・機関プラントの状態監視・性能解析などができる。

 19年末には、ベアリング社のAIによるデータ解析技術に対する実証実験を実施。その結果、従来と比較して高精度の運航性能評価が可能となることを確認したという。

 今後、川崎汽船はベアリング社の技術と高品質なデータを活用することで、実海域における船舶の運航性能を正確に把握し運航管理に役立てていく。加えて、ハード・ソフト問わず燃料消費削減のさまざまな取り組みを正確に評価し、運航船の性能改善や管理の高度化を目指す。