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 印刷 2021年01月13日デイリー版1面

新型コロナ】政府、船員の検疫 変異種に対応。英・南ア滞在者 再受検

 政府は外国人船員の入国時の検疫について、9日から新型コロナウイルスの変異種に対応したものへ改めた。出国前72時間以内の陰性証明書を持つ外国人船員で、変異種の発生した英国や南アフリカに過去14日以内に滞在していた者については、入国後の感染の有無を調べる検査の後、国が指定する空港近くのホテルなどで待機し、待機3日目に再受検する必要がある。変異種の発生など、感染リスクが増大・変容する中で、政府は検疫の柔軟な運用に努めている。

 厚生労働省によると、変異種の発生した英国や南アフリカに滞在していた外国人船員らが入国時の検査後に待機するのは、成田、羽田、中部国際、関西国際、福岡の各空港周辺のホテルなど。

 これらの施設で外国人船員は一定期間待機・隔離され、再度検査を受けることになる。

 英国や南アフリカに過去14日以内に滞在していた船員で出国前72時間以内に受検した陰性証明書を持っている場合、待機期間中の3日目に再度検査を受ける必要がある。同証明書を持っていない場合は同3日目と6日目に受検する。待機期間は計14日。

 政府は空路のほか、直接日本の港に寄港し、下船する船員への水際対策も9日から改めた。

 これまでは各検疫所が個別事情を精査し、入国時の検査の必要性を判断していたが、9日からは全ての国・地域からの外国人船員が前港から14日未満で日本港湾で下船する場合、入国時に検査を実施することにした。

 外国人船員について、政府は緊急事態宣言下でも、これまでと同様に「特段の事情のある外国人」として入国を認める方針を決定している。