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 印刷 2021年01月12日デイリー版2面

MariTech 海事未来図】ABS、星港LNGバンカリング船、スマート船級符号を付記

 米船級協会(ABS)は7日、シンガポール海洋・船舶修繕大手のケッペル・オフショア・アンド・マリン(O&M)が独自に開発したデジタルソリューション「アセットケア」を搭載する同国初のLNG(液化天然ガス)バンカリング(燃料供給)船「FueLNG Bellina」にスマート船級符号(ノーテーション)を付記したと発表した。

 同船は、スマートインフラ(Smart INF)と乗組員支援(Smart CAA)の船級符号を得ている。アセットケアによって調整されたデジタルツールの不可欠な部分を構成しており、船舶の性能と効率を向上させるための予知保全だけでなく、遠隔監視や運航のリアルタイムサポートを可能にする。

 遠隔検査にはスマートグラスを使用し、新型コロナウイルスの感染が拡大する中でも、検査プロセス全体で従業員の安全性を向上させながら、造船所の効率を高めることができる。

 ABSは「FueLNG Bellina」にスマートテクノロジーが搭載されたことについて、「技術開発におけるマイルストーン」と位置付けている。

 同船は中国のケッペル南通シップヤードで2020年5月に進水。シェルのシンガポール子会社シェル・イースタン・ペトロリアムとケッペルO&Mの合弁会社FueLNGが運航し、川崎汽船が船舶管理を担う。