船員支援キャンペーン
 印刷 2021年01月08日デイリー版2面

CSSC、長興島に造船所新設。滬東中華造船が23年移転

 中国国有造船最大手の中国船舶集団(CSSC)は、上海・長興島南岸に造船所を新設する長興造船基地第2期工事に着手した。180億元(約2900億円)を投じ、2023年末までに大型ドック2基を備える高規格ヤードを整備。CSSCグループの主力造船所の1社で、中国唯一のLNG(液化天然ガス)船建造ヤードである滬東中華造船が上海市街地から全面移転する。

 起工式を4日に開催し、中国船舶工業行業協会(CANSI)が5日発表した。

 第2期工事は、敷地面積215万平方メートルの工場を2段階に分けて建設。次世代高速通信規格「5G」や人工知能(AI)などの先端技術を導入し、建造工程の自動化・デジタル化を実現する。

 設計は、CSSCグループで造船設備の設計などを行う中船第九設計研究院工程(NDRI)が手掛ける。

 第1段階では80億元を投じ、屋内型ドック1基と大型ドック1基のほか、組立工場、塗装工場、艤装岸壁などの生産設備や、研究開発設計センターなどを整備する。特殊船換算で年間6隻の建造能力を持たせる。

 滬東中華造船の幹部は現地紙の取材に対し、「旧工場は上海市内を流れる黄浦江に面しており、大型船の建造に一定の制限があった。長江河口に位置する長興島に新工場が完成すれば、大型船建造で有利になる」とコメントしたという。