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 印刷 2020年12月11日デイリー版1面

新型コロナ】インターカーゴ、ワクチン「船員優先を」。予防接種呼び掛け

 ドライ貨物輸送の国際団体インターカーゴ(国際乾貨物船主協会)は9日、世界中の船員に対し、新型コロナウイルスのワクチンの接種を呼び掛ける声明を発表した。ワクチンが現実のものとなったという世界的なニュースを受けて、インターカーゴは、「予防接種プログラムの中で船員を優先させることが最も重要だ」と指摘している。

 声明の中でインターカーゴのディミトリス・ファファリオス会長は、「船員はエッセンシャルワーカーだ。国の予防接種プログラムの初期段階で船員を参加させるべき。世界経済を再起動させるために、船員は迅速かつ効率的に予防接種を受けるべきだ」と強調している。

 また、ジェイ・K・ピライ副会長は「現在、乗船している船員の少なくとも3%が、家族や友人と離れて2度目のクリスマスを海で過ごすことになる。フライト(航空機による移動)が利用できるようになったにもかかわらず、契約が終了しても、船員の約20%がいまだに安堵(あんど)できない深刻な事態だ」と懸念を表明。

 その上で、世界保健機関(WHO)による予防接種証明書の取り組みが進むことに期待感を示している。

 また、インターカーゴは足元の船員交代の課題にも言及。「これまではフライトが利用できないことに焦点が当たっていたが、今はビザ発給が障害になっている」との認識を示した。