マリンネット×日本海事新聞ウェビナー 深堀り対談 「苦境に立つ日本造船業界の今を読む」
 印刷 2020年10月14日デイリー版6面

JMETS、実習生567人 コロナ感染防ぎ無事下船。練習船5隻で修了・下船式

 海技教育機構(JMETS)は5日、9月27日に神戸港停泊中の同機構の練習船5隻で修了式・下船式を行い、実習生567人が下船したと発表した。乗船実習は新型コロナウイルス感染拡大により4月から6月末まで中断していたが、7月から順次再開。今回567人全員が新型コロナに感染することなく、無事に下船することができた。

 練習船は「日本丸」「海王丸」「大成丸」「銀河丸」「青雲丸」の5隻。

 今回の乗船に際しては、JMETS独自の新型コロナ対策ガイドライン(指針)を作成し、実習生と乗組員双方に乗船前2週間の行動記録と健康観察を指示。乗船日は、できる限り公共交通機関の使用を避け、各校から港までバスをチャーターするなどして感染防止に努めてきた。

 また、乗船実習中は整列を複数箇所に分散、教室の定員を半分にして交代制で講義を行う、食堂の机にビニール製の仕切りを付ける、食事時間を入れ替え制にするなどの工夫により、極力ウイルスを船内に持ち込まないように努力した。

 こうした努力のかいもあり、乗船実習期間中、1人の感染者も出さず全員が下船することができた。

 日本丸の修了式では、船長から実習生に「日本人の衣食住を支える海運業界で、船員という職業を通じて大いに活躍することを日本丸は期待し応援しています」との訓示があった。

 10月1日に海王丸、大成丸、銀河丸、青雲丸の4隻で乗船式があったほか、15日には日本丸でも乗船式を予定している。