MariTech Webinar Japan 2020 <日英同時配信>
 印刷 2020年09月30日デイリー版3面

自民党港湾議連、21年度予算獲得へ決議。AIターミナルなど実現めざす

予算獲得に向けて決意表明する港湾議連の竹下会長
予算獲得に向けて決意表明する港湾議連の竹下会長

 自民党の港湾議員連盟は29日、同党本部で総会を開き、2021年度港湾関係予算の獲得に向けて「港湾整備の推進に関する決議」を採択した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、脆弱(ぜいじゃく)性が浮き彫りとなったサプライチェーン(供給網)の強靭(きょうじん)化に向け、人を支援するAI(人工知能)ターミナルなどの実現を求めた。

 決議では、コロナ対策や港湾の機能強化などに向けて21年度港湾関係予算確保を要望。サプライチェーンの強靭化を図るために港湾の機能強化を求めた。具体的には、人を支援するAIターミナルの整備のほか、港湾データ連携基盤や港湾情報システム「CONPAS」の活用、「非接触型」の効率的な物流システムの構築を要請した。

 国際コンテナ戦略港湾・国際バルク戦略港湾での大型船舶に対応した施設整備や、企業間連携による効率的な海上輸送ネットワークの形成なども求めた。港湾の防災対策では、頻発化・激甚化する台風被害への対応や耐震強化岸壁の整備などの必要性を挙げた。

 コロナの感染拡大で運航中止に追い込まれたクルーズ船については、感染症の水際対策をはじめ、港湾の受け入れ機能の高度化といった環境整備の推進を盛り込んだ。

 このほか、地域の基幹産業や内航フェリー、RORO船などの国内海上輸送を支える港湾整備に加え、洋上風力発電の導入を促進するための基地港湾などの整備も要請した。

 同議連の竹下亘会長は「議員の方々は地元の港を背負っている。港を背負うということは日本を背負うことにつながる。(予算獲得に向けて)力を入れて頑張っていく」と決意を表明した。