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 印刷 2020年09月25日デイリー版2面

DNV―GL、遠隔検査1万8000件に。新型コロナなどで需要拡大

 欧州船級協会DNV―GLは23日、デジタル時代の船級サービスをテーマとしたウェビナーを開催し、遠隔検査の実施件数が1万8000件に達したことを関係者が紹介した。遠隔検査は、本来なら必要となる検査員の立ち会いが省略できるもので、時間短縮によるコスト削減、本船業務の負担軽減などにつながる。足元では新型コロナウイルスの感染拡大もあり、需要が拡大している。

 DNV―GLでは、検査員を経験し、特別なトレーニングを積んだ約60人で構成する専門チームにより、24時間365日体制で遠隔検査に対応している。ウェビナーで関係者は、損傷などの不具合で遠隔検査が多いと説明。年次検査については一部対象となるものの、検査員の訪船を前提としていることなどを紹介した。

 ウェビナーではこのほか、オープン・インダストリー・プラットフォームの「ベラシティー」、技術的質問に対して専門家が回答する「DATE(ダイレクト・アクセス・ツー・テクニカルエキスパート)」、オンラインの検査申請、電子証明書などについて関係者が説明を行った。

 DATEでは証明書、遠隔検査の事前審査、検査要求、修繕計画の評価などについての質問に対して、通常24時間以内、最短4時間で回答する。回答数は累計で50万件を突破した。