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 印刷 2020年09月16日デイリー版2面

ITF、長期乗船者の下船実現。1年以上の比国人8人

 ITF(国際運輸労連)は、長期乗船となっている船員の下船に向けた取り組みを行っている。12日付のプレスリリースによると、ITFは1年以上の長期乗船を余儀なくされていたフィリピン人船員計8人の下船を実現した。

 1人は乗船期間が16カ月に達していた。ITFが仲介に入り、下船を実現したという。

 残る7人はバルカーに乗船していた船員で、乗船期間は13カ月に上っていた。乗船期間が長引く中で、同7人はカナダからブラジルに向かう途中にITFに助けを要請し、下船に至った。

 新型コロナウイルスの感染が世界中で広がる中で、船員の交代も停滞。契約期間以上の長期乗船を強いられている船員の早期の下船が求められている。

 IMO(国際海事機関)によると、足元の船員の交代需要は約30万人とみられる。