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 印刷 2020年09月11日デイリー版2面

井本商運、新型コロナ対応でトリプルS特別賞

授与式の様子
授与式の様子

 井本商運は9日、船舶での新型コロナウイルス感染対策の取り組みに対し、国土交通省の「船員安全・労働環境取組大賞」(トリプルエス大賞)の特別賞に関西の企業で初めて選定されたと公表した。同社は、船舶運航に対応した船内罹患(りかん)者発生時のフローチャートや乗組員による消毒マニュアルを策定。実際に訓練なども実施した。こうした取り組みが迅速・実践的で、今後も継続して有効性を発揮することが期待されると評価された。

 表彰状授与式では、国交省の大坪新一郎海事局長が井本商運の井本隆之社長に表彰状を授与した。

 今回の対応策は「新たなる脅威に備えて―COVID―19対策に学ぶ正常性バイアスにとらわれない即応プロセス」と題している。新型コロナに関して入手した情報を船での対応に置き換え、乗組員の「知識」を高め、個人の「自覚」を促す取り組みと位置付け。同社は特別賞受賞について「受賞を励みに、乗組員の感染防止・体調管理を行うととももに、これからも指定公共機関として安定・継続的な海上輸送を目標に取り組んでいく」とコメントした。

 同賞は2014年度からスタート。船舶の安全運航や船員の労働災害防止、健康管理、労働支援などに関する先進的で優良な取り組みを選定し、幅広く周知・展開する狙いがある。