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 印刷 2020年09月10日デイリー版2面

トリプルS、明和海運が大賞受賞。涼霧システムで評価

(左から)大坪海事局長、大賞を受賞した明和タンカーの佐々木代表取締役、明和海運の中田社長、特別賞を受賞した井本商運の井本社長
(左から)大坪海事局長、大賞を受賞した明和タンカーの佐々木代表取締役、明和海運の中田社長、特別賞を受賞した井本商運の井本社長

 国土交通省は9日、同省内で2020年度「船員安全・労働環境取組大賞」(トリプルエス大賞)の表彰状授与式を開いた。大賞を受賞した明和海運(東京都港区)の中田篤社長と、グループ会社の明和タンカー(同)の佐々木晃代表取締役に大坪新一郎海事局長が表彰状を手渡した。

 同賞は船舶の安全運航や、船員の労働災害防止、健康管理、労働支援に関する先進的で優良な取り組みを選定し、幅広く周知展開する目的で14年度から実施している。

 明和海運と明和タンカーは労働災害防止部門で大賞を受賞。内航船で国内初となる涼霧システム(屋外冷房装置)を導入し、熱中症対策を実施したことが評価された。

 明和海運の中田社長は今回の涼霧システムの導入について「安全性のほか、作業性の向上などをコンセプトに導入することを決めた。船員が働きやすい環境を今後も整えていきたい」と述べた。明和タンカーの佐々木代表取締役は「明和海運と共に、安全に仕事ができる環境をつくっていきたい」と語った。

 特別賞の井本商運(神戸市)は健康管理部門で、新型コロナウイルス感染拡大の対応策として入手した情報を船舶での対応に置き換え、個人の自覚を高めるために啓発ポスターのようなビジュアル面を重視した資料を作成した上で、感染対策を展開した。今後も継続して有効性を発揮できる点などが評価された。

 表彰式には、井本商運の井本隆之社長が出席した。