MariTech Webinar Japan 2020 <日英同時配信>
 印刷 2020年08月25日デイリー版2面

MariTech】アイディア、無人運航船実証に参画。陸上監視システムを開発

 海事産業向けのプラットフォーム(PF)「Aisea(アイシア)」を運営するアイディア(東京都渋谷区)は21日、三菱造船と新日本海フェリーが共同で行う無人運航船の実証実験に参画すると発表した。陸上監視システムとして、安全なデータPFの開発を担う。

 三菱造船と新日本海フェリーが大型カーフェリーで実施する実証実験は、日本財団の「無人運航船の実証実験にかかる技術開発共同プログラム」の一つ。アイディアは「アイシア」で培った船陸間通信などに関する知見を生かし、実証実験の成功を目指す。

 アイディアによると、無人運航船では操船に多くのデータを利用する。セキュリティー上、最大のリスクはデータの改ざんや破壊になる。測定データを破壊して判断を誤らせたり、操船指示が機械に届くまでの間に値を書き換えることで、危険な操船をさせることが可能になるという。

 大型フェリーでそのような事象が発生すれば、非常に大きな損害が発生する可能性がある。

 実証実験では、情報が改ざん・破壊されていない「完全性」と、なりすましなどがない「真正性」を高度に保持するセキュアなデータPFを開発する。

 また、機器のトラブルなどが発生した場合に、アラート情報を陸の管理者に即座に伝える管理者向けの機能も併せて開発し、大きな問題に発展させない仕組みを構築する。