MariTech Webinar Japan 2020 <日英同時配信>
 印刷 2020年08月05日デイリー版3面

EFインターナショナル、側面開閉式コンテナ 販売強化。荷役効率向上で物流変革

サイドオープンコンテナ
サイドオープンコンテナ

 中古コンテナ売買などを手掛けるEFインターナショナル(本社・横浜市、中尾治美社長、以下EFI)は、側面部が開閉するサイドオープンコンテナの販売を本格化する。後部(リア)から積み降ろしする通常のコンテナと異なり、サイドオープンは国内で利用されるトラック同様、側面からの積み降ろしが可能となる。国際物流でも荷役効率を大幅に向上することで利用者の物流変革を支援する。

 EFIはこれまでにも、韓国FBC社が開発したスライドドア式コンテナなどの特殊コンテナ販売を手掛けてきた。

 サイドオープンやガルウイング(跳ね上げ式)などの側面開閉式コンテナは、後部だけでなく間口の大きい側面からの荷役が可能なため、荷主は国内物流同様の荷役方式で対応できるのに加え、長尺貨物などもスムーズに荷役できるなど、メリットが大きい。

 一方、通常のドライバンと比較して重量、コストが倍以上となること、長期間の使用で開閉に不具合が出やすいことなど、普及上の課題もあった。

 EFIは中国のコンテナ製造企業と連携しながら、新コンテナ「S&S方式」を開発。開閉部分などで特許も取得。昨年から販売を開始した。

 これまで、既に約500本を販売した。大半が20フィート型だが、一部40フィート型もあるという。ISO(国際標準機関)コンテナとして、輸出入で実際に利用されている。

 当面はSOC(荷主保有コンテナ)としての運用が中心となるが、今後、内航を含めた船社への販売も拡大したい考えだ。

 EFIの中尾社長は「海上コンテナに関連した、さまざまなソリューションを提供していきたい」と語る。

 EFIは米コンテナリース大手の日本法人代表を務めた中尾氏が独立し、2010年に立ち上げた。当初は韓国の中古コンテナ販売会社との提携による中古コンテナ取り扱いからスタートしたが、コンテナ船業界で長年の経験を持つベテランを招聘(しょうへい)しながら徐々に業容を拡大。リーファーコンテナでのシェアが高い冷凍機メーカーの米サーモキング、香港コンテナリース大手UES、コンテナのセキュリティーシールを販売する米タイデンブルックス、タンクコンテナ製造の中国JJAPタンクなど、海上コンテナに関連したさまざまな企業の日本代理店を務める。