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 印刷 2020年05月25日デイリー版2面

国交省まとめ、船員就職者前年並み。19年度、新型コロナ影響なし

 国土交通省がまとめた船員教育機関15校の2019年度卒業生の求人・就職状況(20年4月1日現在)によると、海上産業(外航、内航、カーフェリー・旅客船、官公庁、水産系)の船員としての就職者は前年度比1人減の558人とほぼ前年並みだった。船員就職への新型コロナウイルス感染症の影響も懸念されているが、「19年度卒業生で内定取り消しがあったということは学校側から聞いていない」(国交省海事局)とした。

 今回の求人・就職状況のまとめは、22日に国交省内で開催された交通政策審議会海事分科会の船員部会で国交省が公表した。同会議はウェブでも中継された。

 国交省は20年度卒業生向けの求人動向も説明。「海技短大2年生向けでは例年と同様に3月から5月に求人は来ているが、6月以降どうなるのかという事業者からの情報はない」とした。委員の日本内航海運組合総連合会の内藤吉起理事は「内航荷動きは感染症の影響もあり厳しいが、船員就職募集については、私の聞いている範囲では積極的に進めているようだ。ただ、感染症の今後の影響も注視することになる」との考えを示した。

 19年度の外航船員への就職者は90人で18年度比9人減。内航船員への就職者は378人で22人増。カーフェリーは64人で12人減った。