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 印刷 2020年05月25日デイリー版2面

神戸大、新練習船22年に竣工。練習・探査など機能強化

 【関西】神戸大学(武田廣学長)は22日、新練習船の建造契約を三井E&S造船と結んだと発表した。現行の練習船「深江丸」は1987年竣工で老朽化していることに加え、練習船としての一層の機能強化や、大学所有船舶としてのさまざまな教育・研究活動への寄与などを踏まえ、入れ替えを決めた。新たな練習船は830総トン規模で、2022年3月竣工の見通し。

 新練習船は「多機能練習船」として、3つのコンセプトに基づき建造。各コンセプトは、高度海洋人材育成に不可欠な練習船機能の充実▽先端的海域研究を可能とする探査観測機能の充実▽海洋立国日本における社会的貢献の充実-とする。

 検討中の主要目は、総トン数約830トン、全長約59・60メートル、幅約11メートル、深さ約6・70メートル、航海速力約12ノットで、定員は66人。三井E&Sが建造する。新たな練習船は現行の深江丸より一回り大きい船型となる。

 同大では19年、海洋政策科学部(仮称)の設置決定や高等研究院海共生(うみともいき)研究アライアンスの活動などを進める「海神プロジェクト」の始動を発表。同プロジェクトの一環として、新練習船の建造を進める。

 練習船としては、海のグローバルリーダー・エキスパート育成の観点から、実習スペースや講義室を充実、機関士教育の国際的要件に対応した船内構造とする。実船運航データとシミュレーションの併用も図る。建造予算で数十億円規模としている。