シップオーナーズ・フォーラム2019
新時代のLNG船ビジネス
 印刷 2019年10月03日デイリー版1面

MariTech 海事未来図】BHPビリトン、デジタル技術提携。クラブネスと、サプライチェーン最適化

 豪英資源大手BHPビリトンは、ノルウェー船社トルバルト・クラブネスとデジタル技術の分野で提携する。海上輸送に関わるプラットフォーム(PF)を構築し、鉄鉱石などのサプライチェーンの最適化を目指す。

 クラブネスが1日発表した。BHPの海上輸送を含むサプライチェーンを担当する部署と、クラブネス・デジタルが連携する。

 BHPとそのパートナーは新たに構築するPFを介して、海上輸送に関わる同一の情報にリアルタイムでアクセスする。顧客は輸送スケジュールを把握することで、原材料の消費量や在庫、調達の管理に役立てることが狙いだ。

 具体的にはクラブネス・デジタルが開発した荷主向けのソリューションである「カーゴバリュー」を利用。BHPと鉄鋼メーカーがカーゴと船舶の状態についての情報を共有し、原材料の在庫管理の高度化につながる仕組みを実現させたい考えだ。

 BHPのラシュパル・バッティ氏(マリタイム・アンド・サプライチェーン・エクセレンス担当バイスプレジデント)は、「クラブネスと協力し、顧客に新たな価値を提供できるPFの構築を目指す」とコメントした。

 クラブネスは海運ビジネスの変化に対応するため、デジタル技術を積極的に活用。その一環で昨年、クラブネス・デジタルを設立した。デンマーク船社マースク・タンカースとパートナーシップを結ぶなど、他社と連携しデジタル技術の活用に力を入れている。