シップオーナーズ・フォーラム2019
新時代のLNG船ビジネス
 印刷 2019年09月19日デイリー版2面

MariTech 海事未来図】ヤンマー/情報支援サービス開始。AI・ICTで補機管理

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 ヤンマーは18日、グループ会社のヤンマーエンジニアリングがAI(人工知能)・ICT(情報通信技術)を活用し、外航船に搭載されたディーゼル補機関の管理業務をサポートする情報支援サービスを11月から開始すると発表した。顧客の事業環境や慣習を変更することなく導入が可能。技術的な質問にはオンラインで対応するほか、エンジン性能診断、部品摩耗予測、技術資料検索サービス、メンテナンスサポートなどを実施する。

 新サービスは「SHIPSWEB(シップスウェブ)」。技術的問い合わせについては、チャットボット(テキストや音声を通じて自動的に会話するプログラム)が即時対応する。

 エンジン性能診断・部品摩耗予測では、船内でエンジン性能管理時の計測データや摩耗計測データを記録した媒体(紙、エクセルなど)を顧客がシステム上にアップロードすることで、エンジンや部品の状態を分析し、リスクの特定と評価、部品の摩耗予測を行う。

 月額利用料はライト版(部品摩耗予測とメンテナンスサポートなし)が1隻当たり2000円、スタンダード版は同5000円。

 外航船に搭載されたエンジンの管理業務は、乗組員が衛星通信を介して船舶管理会社と連携して実施している。近年は乗組員の乗船期間の短縮、環境規制による船内機器の複雑化などにより、エンジンの管理水準の質を保つことが難しくなっている。

 このような状況を踏まえ、顧客が必要とする経験・ノウハウを補完する技術情報を適切なタイミングで入手可能な情報提供サービスのプラットフォームとして、ヤンマーはシップウェブを開発した。

 【訂正済み】本記事中、「SHIPWEB(シップウェブ)」とあるのは「SHIPSWEB(シップスウェブ)」の誤りです。訂正しました。(2019.9/20)