2019 日本コンテナ航路一覧
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 印刷 2019年08月14日デイリー版3面

主要港運6社/4―6月期、4社減収。景況変化を反映

表・グラフ

 主要港運6社(山九、上組、日新、宇徳、名港海運、伊勢湾海運)の2019年4-6月連結業績は、全社が増収だった前年同期から一転、4社が減収となった。米中貿易問題やこれまで底堅く推移してきた国内景況の変化など不透明感が増す中で、各社の業績にも影響が出始めた形。本業のもうけを示す営業利益も、人手不足による人件費や外注費などの増加などもあり、4社が減益となった。純利益は5社が減益となっている。通期業績予想は全社が据え置いた。

 事業部門別の各社の概況は、港運では上組が増収、山九が主要顧客のコンテナ取り扱いが減少。商船三井グループの宇徳は、コンテナ取り扱いが堅調だった半面、車両が振るわず減収。だがターミナル運営の効率化で収益力を強化し、セグメント利益は増益となった。名古屋港を基盤とする名港海、伊勢湾の2社は、名港海が増収の一方、伊勢湾が鉄鋼製品の輸出減などで減収となった。

 物流事業では、山九が倉庫保管・荷役が堅調で3PL(物流一括受託)も輸配送作業量の改善などが効き増収。上組は構内物流が堅調だった。日新は化学品・危険品、食品などが順調だったが自動車関連貨物が振るわず収益を押し下げた。

 国際物流では山九が国際航空貨物事業会社を連結対象とし、大型プロジェクト輸送作業の遅延などをカバー。上組はプロジェクト輸送の受注増で売り上げを伸ばしたが受注競争の激化で営業減益。日新は注力するメキシコの収益が回復、米国の倉庫増床などがあったが欧州、アジア、中国の各地域でフォワーディング、倉庫とも低調だった。