2019 日本コンテナ航路一覧
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 印刷 2019年08月14日デイリー版3面

JR貨物/東京レールゲートWEST、テナント第2号に日本運輸倉庫。真貝社長「きめ細かい対応期待」

会見する真貝社長
会見する真貝社長

 JR貨物の真貝康一社長は8日の定例会見で、来年2月の竣工を目指し東京貨物ターミナル駅敷地内で建設中のマルチテナント型(複数顧客向け)物流施設「東京レールゲートWEST」の入居者に、同社グループの倉庫事業会社、日本運輸倉庫が内定したことを明らかにした。

 東京レールゲートWESTは、賃貸床面積が4万3291平方メートルで地上7階建てのうち2-6階が倉庫スペースとなる。昨年9月に着工後、12月にテナント第1号として鴻池運輸が賃貸契約を結んでおり、今回の日本運輸倉庫はテナント第2号となる。

 日本運輸倉庫は0・5フロア分の建物賃貸借予約契約をこのほどJR貨物と結んだ。倉庫床の不動産賃貸のほか、東京レールゲートと国内最大の鉄道貨物駅を発着する鉄道コンテナ輸送を組み合わせたJR貨物グループとしての総合物流サービスの提案が可能となる。

 真貝社長は日本運輸倉庫の入居内定について「賃貸するスペースを日本運輸倉庫がさらに小分けにし、複数の顧客に入っていただくことできめ細かい対応を図ることを想定している。0・5フロアでの予約契約だが、今後の状況によっては1フロアの賃貸も想定しながら、新施設の利活用を目指す」と期待を表明した。

■7月輸送動向、豪雨被害の反動増

 JR貨物が8日発表した7月の輸送動向は、コンテナ輸送が前年同月比47%増の182万トン、非コンテナ(車扱(しゃあつかい))貨物が同5%減の67万トンだった。昨年7月の西日本豪雨で山陽本線が不通となった反動増で、コンテナの荷動きは全ての品目で前年同月を大きく上回った。中国・九州地方に生産拠点を持つ紙・パルプ、自動車部品、化学工業品・化学薬品が増加したことに加え、モーダルシフト進展による積み合わせ貨物、生育が良好な農産品・青果物も好調に推移した。

 真貝社長の会見に同席した今橋一樹営業部長は、足元の荷動きについて「梅雨明けの猛暑で飲料品輸送も好調」と話し、8月に入り景況感減退の兆候があるものの実際の荷動きには現れていないとの見方を示した。