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 印刷 2019年07月18日デイリー版3面

日陸/伊藤忠系タンクターミナル取得。フォワーディングと相乗効果も

 日陸は17日、伊藤忠商事子会社で化学品物流を手掛けるケミカルロジテック(本社・東京都港区、水田敬二社長)のタンク・トランス(タンクターミナル)部門を譲り受けると発表した。日陸のタンクターミナル事業やフォワーディング事業とのシナジー(相乗効果)を見込む。

 ケミカルロジテックは10月1日付で、タンク・トランス部門を新設分割によって100%子会社化する。日陸は同日付で同子会社の発行済み株式を全て譲り受ける契約を6月19日に結んだ。

 同子会社の名称は「NRSケミカルセンター」となり、本社を東京都千代田区に置く。資本金は5000万円。事業所は名古屋市港区。社長には日陸の田野泰二取締役常務執行役員が就く。

 ケミカルロジテックのタンク・トランス部門は名古屋市港区塩見地区にタンク33基からなるタンクターミナル「名古屋ケミポート」を持ち、液体化学品の保管・受け払い業務、化学品・危険物の物流加工を行う複合施設マルチワークステーション(MWS)の運営などを行っている。タンク33基のうち22基がステンレス製で、消防法第4類に対応している。

 日陸は1981年、大阪府高石市に高石ケミカルを設立し、タンクターミナル事業を開始。2017年12月にはJR貨物子会社だった東京液体化成品センターを子会社化した。また、川崎地区と名古屋地区に無機化学品に特化したタンクターミナルを設置するなどタンクターミナル事業を強化している。

 名古屋ケミポートに近年新設されたMWSは、日陸のISOタンクコンテナ、IBC特殊容器(中間製品の容器)などのフォワーディング事業と大きなシナジーが期待できる。加えて、名古屋ケミポートは日陸の名古屋輸送事業所と中部物流センターの10キロメートル圏内に位置しており、両拠点との連携で総合的な化学品物流をワンストップで提供することが可能になる。