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 印刷 2019年07月12日デイリー版4面

クラークソン予測/SOx規制の影響、20年タンカー需要3%増。スクラバー工事で1%不稼働

 英国海運調査大手クラークソンズ・リサーチは8日、2019年上期版の海運リポートを発表した。SOX(硫黄酸化物)規制の影響として20年にタンカー需要が最大3%と増加すると予想。スクラバー(排ガス浄化装置)を巡っては今年、レトロフィット(既存船の改造)工事により、最大1%の船腹の不稼働を見込んでいる。

 一方、19年通期のトレードの伸び予想は2・2%(従来予想は3・2%)に下方修正。米中貿易戦争やブラジルの鉱山ダム決壊、豪州のサイクロン被害、OPEC(石油輸出国機構)減産を要因に挙げている。

 著者のスティーブン・ゴードン社長は今年の見通しについて「米国のエネルギー輸出による長距離トレードも好材料となり、海運にとって“OK”の状況だ」と楽観視。その上で「米国と中国の交渉の進展に期待したい」とコメントしている。