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 印刷 2019年07月12日デイリー版1面

バンカー価格/中東リスク、星港470ドルに上昇

 バンカー(船舶用燃料油)価格が上昇している。リム情報開発によると、10日付シンガポール市場の舶用C重油(380CST品種)価格は、前日比23ドル高のトン当たり470ドル。6月中旬のホルムズ海峡でのタンカー攻撃以降、中東の地政学リスクが高まり原油価格が上昇。一部の船社は中東フジャイラでの補油を避け、シンガポールでの燃油調達を集中させているようだ。

 足元のシンガポールのC重油価格は、ホルムズ海峡でのタンカー攻撃の直前に比べて約100ドル上昇。中東フジャイラとの値差は約50ドルと、ホルムズ緊迫前の20ドル前後に比べて2倍超に開いている。

 リム情報開発がシンガポール燃油業者に聞き取り調査しているSOX(硫黄酸化物)規制適合燃料(硫黄分0・5%)の10日付想定価格は550-570ドル。ホルムズ緊迫前に比べて40ドル上昇している。

 海運大手3社は2019年4-9月期のバンカー価格前提をトン当たり450-491ドルに設定している。