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 印刷 2019年07月11日デイリー版2面

常石造船/米中海運向けカムサ進水。8万1600重量トン型、看板商品

3日に進水した「SEAGEM」
3日に進水した「SEAGEM」

 常石造船はこのほど、常石工場(広島県福山市)で8万1600重量トン型カムサマックスバルカーの進水式を開いた。船主(オーナー)の米中海運(山口県上関町)向けで、「SEAGEM」と命名。艤装などを経て、9月に引き渡す。カムサマックスは常石造船の看板商品で、2005年の第1船引き渡し以降、これまでに300隻弱が竣工している。

 3日午前9時10分から始まった式典には、船主関係者や近隣の小学生、一般見学者ら441人が詰め掛けた。

 カムサマックスは、ボーキサイトの主要積み出し港のアフリカ西岸ギニアのカムサ港に入港可能な最大船長を持つことで命名。パナマ運河を通航可能なパナマックスバルカーの載貨重量トン数を他社に先駆けて7万トンから8万トンに増やし、輸送効率を高めた。

 「時代ごとにフルモデルチェンジを繰り返し、スピード・燃費性能、カーゴハンドリングを含め使い勝手が良い船として進化」(河野仁至常務営業本部長)してきた。

 カムサマックスは常石工場のほか、フィリピンのTHI(ツネイシ・ヘビー・インダストリーズ〈セブ〉)、中国の常石集団(舟山)造船のグループ海外2拠点でも建造している。

 「SEAGEM」の主要目は全長約229メートル、船幅32・26メートル、深さ20メートル、約8万1600重量トン、約4万3400総トン、主機はMAN-B&W6S60ME-C8・2、航海速力約14・5ノット。