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 印刷 2019年07月11日デイリー版3面

阪急阪神エクスプレス/成田ロジセンター開業。国内最大規模、20年度黒字化へ

NGLCの開所式(右から3人目が谷村社長、同4人目が岡藤会長)
NGLCの開所式(右から3人目が谷村社長、同4人目が岡藤会長)
倉庫面積が倍以上に拡大(10日、NGLC2階ロジスティクスセンター)
倉庫面積が倍以上に拡大(10日、NGLC2階ロジスティクスセンター)

 阪急阪神エクスプレスは10日、千葉県成田市南三里塚で成田国際ロジスティクスセンター(NGLC、延べ床面積2万6642平方メートル)の開所式を行った。芝山町に立地する既存施設(阪急阪神成田カーゴターミナル)をNGLCへ移転したことで、倉庫面積が倍以上に拡大。同社の国内拠点としては最大規模となる。2020年度までに稼働率7割を掲げ、黒字化達成を目指す。

 開所式には荷主や航空キャリアー、トラック事業者など約80人が参加した。来賓を代表し、日本貨物航空の大鹿仁史社長、西濃運輸の高橋智専務取締役があいさつした。

 NGLCは16日から営業を開始する。西濃運輸成田支店の倉庫棟を阪急阪神エクスプレスが全棟賃借。1階を輸出入貨物のクロスドックターミナル、2階をロジスティクスセンターとして運営する。航空輸出入貨物が中心だが、海上貨物の取り扱いも可能という。併設されている西濃運輸成田支店のトラックターミナルと連携することで、国際輸送・ロジスティクス・国内輸配送の三位一体型国際物流ハブとして、シームレスな一貫輸送サービスを提供する。

 阪急阪神エクスプレスの岡藤正策会長は「同施設が両社のシンボルになることを期待している」とあいさつ。谷村和宏社長は「三位一体型輸送の機能を生かし、より一層のサービス向上につなげたい」と述べた。

 同社では20年度までに同施設の稼働率を7割まで引き上げることで、NGLCの黒字化を目指す。内訳は阪急阪神成田カーゴターミナルの移管分が3割、新規案件が7割を見込む。谷村社長は「強気に見ている」と述べ、黒字化達成に意気込みを見せた。

 阪急阪神エクスプレスではセイノーHDとの資本・業務提携を進めており、今回の倉庫開業もその一環。このほか、両社社員の出向を通じて、営業面の強化を図っているほか、通関拠点の補完なども行っている。