2019 日本コンテナ航路一覧
 印刷 2019年06月27日デイリー版6面

書評】元野一生・評:「海港の政治史」稲吉晃著(名古屋大学出版会)。定価(税別)5800円/近代の海港行政巡るダイナミズムを分析

 わが国の近代港湾の制度はどうやって確立したのか。これといった文献に触れることもなく、私の脳裏に霧のように漂う疑問であった。しかし、本書は、近代港湾制度の形成過程を明らかにする。明治維新前夜から終戦後までの約100年間に海港行政の一元化を巡り、列強との対峙(たいじ)、中央政府、軍部、政治家、財界、市民を巻き込んだダイナミックな動きがあった。まず、近代化黎明(れいめい)期における港湾の立ち位置… 続きはログインしてください。

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