電子版6つのNEW
 印刷 2019年06月26日デイリー版3面

伏木富山港/国際ターミナル岸壁延伸完了。1000TEU級2隻同時接岸可能に

 国土交通省北陸整備局が整備を進めていた伏木富山港新湊地区(富山新港)国際物流ターミナルの岸壁延伸事業が完成した。同整備局の伏木富山港湾事務所が25日発表した。同ターミナルはコンテナターミナル(CT)として使用されている。今回の岸壁延伸完了により従来よりも大型の1000TEU級コンテナ船が2隻同時接岸し荷役することが可能となる。

 延伸事業は既存の水深12メートル岸壁(延長333メートル)を75メートル延伸し、総延長を408メートルとする工事。岸壁延伸に合わせ、従来面積10・6ヘクタールだった埠頭用地(コンテナヤードなど)も2・5ヘクタール拡張する工事も同時進行で進められていた。

 同事務所は2015年度に事業着手。埠頭用地の拡張部分のうち2・2ヘクタール分を昨年4月に供用したのに続き、このほど岸壁延伸部分も完成させた。一連の工事完了を受けて、北陸地整と港湾管理者の富山県は30日に現地で完成式典を開催する予定だ。

 同ターミナルは01年に現在地へ移転し供用。当初はガントリークレーン1基だったが、10年に1基増設され2基体制となり、コンテナ船の2隻同時荷役が可能となった。

 しかし、岸壁延長333メートルだと890TEU型2隻の接岸が限界。日韓・日中コンテナ航路の日本海沿岸サービスでも船型の大型化が進んでいることから、1000TEU級の2隻同時接岸が可能となる岸壁延伸工事が進められていた。

 同事業の完成により、コンテナ船の沖待ちが解消され寄港サービスの定時制維持が図られるほか、コンテナヤードの拡張も合わせ取り扱い能力が向上する。本州日本海側のコンテナ港湾では新潟に次ぐ規模の同港の機能が大幅に強化されることになる。