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 印刷 2019年06月07日デイリー版1面

MariTech 海事未来図】郵船グループ/自律船コンソーシアム参画。アジア初、研究開発を加速

 日本郵船は6日、同社グループで研究開発を担うMTIが自律運航船の実用化を目指すコンソーシアム「One Sea」にアジア企業で初めて参画したと発表した。「One Sea」での活動を通じ、郵船グループは自律運航船に関する国際的な基準作成、技術標準化に貢献する方針。

 「One Sea」は自律運航船研究の先進国フィンランド発足の国際的コンソーシアム。2025年までに自律運航船を実現させるべく、実用化へのロードマップ作成、安全基準や国際標準の構築などに努めている。

 欧州大手メーカーなどで構成され、MTIの参画はアジア初。

 郵船グループでは安全運航の向上、船員の労働負荷低減に向け、船舶の自動化に関する研究開発などに取り組んできた。

 郵船は「『One Sea』への参画は、こうした取り組みを推進し、高度な自動技術で操船作業を安全にサポートする『有人自律運航船』のコンセプトの実現を加速させる」としている。

■インマルサットも加入

 MTIとともに、英・衛星通信サービス大手インマルサットも「One Sea」に参画。RINA(英国造船学会)も準会員になる覚書に署名した。「One Sea」が6日に発表した。

 「One Sea」はMTI、インマルサット、RINAの3者について「海事部門のインフルエンサー」と評し、研究開発の進展に期待感を示している。

 「One Sea」は欧州メーカーなど9社(ABB、カーゴテック、エリクソン、フィンパイロット・ピロタージ、インマルサット、MTI、コングスベルグ、ティエト、バルチラ)で構成。