2019 日本コンテナ航路一覧
電子版6つのNEW top03
 印刷 2019年05月16日デイリー版1面

シップ・オブ・ザ・イヤー2018/商船三井の自動車船。新機軸評価

受賞した「ベルーガ・エース」
受賞した「ベルーガ・エース」

 日本船舶海洋工学会は15日、商船三井が運航する南日本造船建造の6800台積み自動車船(PCC)「ベルーガ・エース」を「シップ・オブ・ザ・イヤー2018」(SOY2018)に選定したと発表した。6層のリフタブルデッキ(可動甲板)を備え、横隔壁を完全になくすなど新機軸を採用し、従来のPCCにはない斬新な外観デザインとしたことなどが評価された。

 同船はリフタブルデッキを2層から6層に増やしたほか、船殻構造をバルクヘッド(隔壁)なしとすることで荷役効率を向上。船首尾形状の見直しや低摩擦船底防汚塗料などの省エネ技術を採用したことで、車1台当たりのCO2(二酸化炭素)排出量を大幅に削減させた。

 AR(拡張現実)技術を用いた航行支援システムや遠隔現場支援システムなども備える。

 次点となったものの、予備審査委員会で特に技術的に優れていると評価された今治造船建造のLNG(液化天然ガス)船「カステッロ・デ・メリダ」には、技術特別賞を贈ることを決めた。

 各部門賞では、大型客船部門賞にフェリーさんふらわあと鉄道建設・運輸施設整備支援機構が保有し、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)が建造した旅客フェリー「さんふらわあ さつま」「さんふらわあ きりしま」、小型客船部門賞には滋賀県が船主で、中谷造船で建造された旅客船「うみのこ」、大型貨物船部門賞として四国ドックが建造した冷凍・冷蔵容積が世界最大の冷凍船「クール・エクスプレス」。

 漁船・作業船部門賞には福岡県が船主で、瀬戸内クラフトが建造した漁業調査取締船「げんかい」、海洋構造物・海洋機器部門賞には海上技術安全研究所が保有し、海洋工学研究所が建造した航行型AUV(自律型無人探査機)「NMRI航行型AUV4号機」が、それぞれ選ばれた。