2019 日本コンテナ航路一覧
電子版6つのNEW top03
 印刷 2019年05月16日デイリー版1面

乾汽船/外航13億円の赤字。今期見通しで説明会

 乾汽船は15日、東京都中央区の本社で投資家向け決算説明会を開催し、2020年3月期の外航海運事業の連結営業損益が13億円の赤字となる見通しを明らかにした。前期は11億円の赤字。市況低迷とバラスト水処理装置搭載に伴う修繕費増により、ハンディサイズ船隊の収益が悪化する。

 乾康之社長は今期のハンディサイズの市況見通しについて「4月初めから下げ基調が続いており、例年とは明らかに異なるトレンドになっている。米中貿易摩擦による心理的要因の影響が小さくないとみている。また20年から始まるSOX(硫黄酸化物)規制による燃料油コストの上昇が、市況の下げ圧力になることを懸念している」と語った。

 3月末時点の運航船隊は24-56型バルカー28隻。内訳は自社船22隻、長期借船6隻。ここ数年、自社船重視のプロジェクトを進め、収益の重しとなっていた長期借船は16年3月末の12隻から半減した。

 外航海運以外の今期のセグメント別営業損益予想は、不動産事業が前期比6%増の23億円の黒字と安定利益を確保。倉庫・運送は3500万円の赤字(前期は4800万円の黒字)を見込む。

 全社ベースの今期業績予想は売上高236億円(前期比3%増)、経常損益6800万円の赤字(前期は5100万円の赤字)、純利益3億500万円(52%減)を見込む。年間配当は6円(前期は7・72円)を予定する。