電子版6つのNEW
 印刷 2019年05月15日デイリー版1面

VLCC市況/破壊行為の影響注視。フジャイラ沖、複数隻

 現地時間12日にアラブ首長国連邦(UAE)のフジャイラ沖で複数の原油タンカーが破壊行為を受けたとの報道を受け、VLCC(大型原油タンカー)市況への影響が注視される。

 市場関係者は「現時点では市況への影響は特段みられない。オペレーター(運航船社)、船主が過敏に反応している様子もない」と語る。

 一方で、「こうした事案が引き続き起これば、配船が危険となりプレミアム(割増用船料)が付く可能性もある」との見方を示す。

 足元のVLCC市況は中東-極東航路でWS(ワールドスケール)36・5。用船料換算では約9800ドルと前週から約26%上昇した。

 海外報道などによると、12日にフジャイラ沖で複数の原油タンカーが何者かによる破壊行為を受け損傷した。米国向けの原油輸送に従事していたものもあるとされるが、「米国当局は『事案自体を確認できていない』としており、情報が錯綜(さくそう)している」(同関係者)という。