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 印刷 2019年05月15日デイリー版2面

名村造船所/3月期:営業損失41億円に縮小。新規受注抑制で

 名村造船所の2019年3月期連結決算は、営業損失が前の期の194億円から41億円に縮小した。鋼材価格高騰による原価の大幅アップ対策として、新造船事業の操業計画量を下方修正し新規受注を抑制。さらに期末の米ドル為替レートが、前の期末と比べ5円弱の円安となったことなどが寄与した。

 売上高は、船価の低い新造船が売り上げ対象となったことや、連結子会社の佐世保重工業の納期遅延などが影響し、前の期比8%減の1245億円。18年10月1日に連結子会社だったオリイメックの発行済み全株式を譲渡し、売却益など55億円を特別利益に計上したことなどにより純損益は6億2100万円の黒字(前の期205億円の赤字)となった。

 期間中の新造船事業受注高は14%増の649億円だった。3月末の同受注残高は2104億円で、1年前と比べ16%減となった。

 20年3月期通期業績予想は、売上高1200億円(前期比4%減)、営業損失15億円(前期41億円)、経常損失15億円(同38億円)、純損益は15億円の赤字(前期6億2100万円の黒字)を見込む。配当は年10円配(中間、期末各5円)を継続する。

 今期売り上げ計上予定の対象となる未ヘッジ外貨は6億8000万ドルで、為替レートは1ドル=110円を前提とする。