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 印刷 2019年05月10日デイリー版4面

中国運輸局/せとうちエリア、海事観光で連携。瀬戸内海汽船・JR西日本と

 中国運輸局は8日、瀬戸内海汽船(広島市)、JR西日本(大阪市)との間で、せとうちエリアの海事観光の振興に向けた連携協定を締結したと発表した。瀬戸内海、その周辺エリアへの観光誘客拡大に向けて、地域関係者相互の連携で魅力ある海事観光コンテンツ開発や受け入れ環境の整備、情報発信の機運を醸成、促進することが目的。「海事観光の振興」をテーマにした官民の協定書の締結は国内初となる。

 西日本エリアの中でも多様な観光資源がある瀬戸内エリアで、官民一体となって海事観光のポテンシャルを最大限引き出し、新たな魅力を生み出すことで、地域の活性化を目指す。

 連携事項としては、鉄道と船舶を組み合わせた周遊ルートの構築や新規航路開発による観光客誘致▽島しょ部および港湾部などでの観光コンテンツ整備、インバウンド観光客の受け入れ環境整備▽鉄道や2次アクセス、海上交通間でのシームレスな移動の促進▽地域振興に向けた地域産品の開発▽災害時などにおける船舶活用を通じた連携・協力▽各取り組みに関する情報発信-を挙げている。

 JR西日本グループは中期経営計画で、「地域の皆さまと一体となった地域の価値向上」を掲げている。瀬戸内海汽船グループは長年の島巡り航路の運航実績を生かし、クルーズのさらなる魅力向上と定期船を含めた船舶事業全体の活性化を目指している。一方、中国運輸局は海事分野での観光や、多くの人々がより海や船に親しみを持ってもらうための「C to Seaプロジェクト」と連携した取り組みを進めている。