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 印刷 2019年04月23日デイリー版2面

フェリー・旅客船/最大10連休が追い風に。予約堅調に満席便も

 例年、お盆や年末年始とともにフェリー、旅客船の利用が伸びるゴールデンウイーク(GW)の旅客需要。今年は皇位継承に伴い、最大10連休の大型連休となる。国土交通省の調査によると、連日予約が満席となる航路も出ており、フェリー船社幹部は「長期休みで遠距離の旅行がしやすい環境。予約でいっぱいとなっている日が何日も続く」とコメントする。

 長距離フェリーは長期休暇になると、遠距離の旅行がしやすくなり、その移動手段として選択されやすくなる。航路によっては、全体の収益に占める旅客輸送の割合が高めの航路もあり、大型連休の特需に期待する船社も多い。各船社の旅客営業担当者からは最大10連休の今年のGW期間中に、フェリーを利用した旅行需要が高まることを期待する声も出ている。

 国交省は主要な公共交通機関に大型連休(4月27日-5月6日の10日間)の公共交通機関の予約状況をヒアリングし、19日にその結果を公表した。それによると、内航フェリー(内航定期旅客船)の予約状況(4月10日時点)は連休前半を中心に90%を超える非常に高い予約率となっている。一方で、連休後半は一部の航路で予約率が80%を下回り、空きがある状況とした。

 航路別では、北海道行きで北陸発や東北発、関東発で連休前半に予約率が100%近い航路がみられる。航路によっては5月に入っても100%近い予約状況の航路も出ている。北海道発も連休後半にかけて満席に近い予約状況の航路がある。

 九州行きも関東、関西発で予約率が全般に100%近い状況。5月3日まで100%が続く航路も複数ある。それ以外も連休前半はおおむね9割以上の予約率となっている。

 一方、九州発は連休後半を中心に空席がほぼない状況で、連日満席の航路もある。九州航路運航船社によると「集計には出ていないが、10連休直前の26日(金)夜発便(27日到着便)から利用率が高まっている」という。

 旅客船航路でも予約状況が堅調なところがあり、「旅客船事業者としては大変ありがたい連休」(旅客船船社の営業担当者)。ただ、調査結果が10日時点での集計であるため、状況が変化している場合もある。