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 印刷 2019年04月15日デイリー版4面

日産自動車/南アでピックアップ生産。小型商用車、輸出拠点機能拡充

 日産自動車は10日、ピックアップトラック「ナバラ」の新型車の生産準備のため、南アフリカ日産の車両組立工場「ロスリン工場」に30億ランド(約240億円)の投資を行うと発表した。同工場での生産車種として、ピックアップトラックNP200、NP300にナバラが加わることで、小型商用車(LCV)製造・輸出拠点としての機能を拡充する。

 ロスリン工場での新型ナバラ生産は2020年開始予定。工場での直接雇用に加え、現地のサプライチェーン全体で、約1200人の新規雇用を創出するとしている。ロスリン工場の現在の生産台数は約3万5000台。市場状況に応じて、ナバラ生産年間約3万5000台が加わることが見込まれており、生産体制を現在の1シフトから2シフト体制に変更する予定だ。

 日産自動車は中小企業のサプライチェーンや、スキル開発を支援する現地政府機関、自動車産業開発センター(AIDC)と協力。黒人経済力強化政策(BBBEE)の新規事業プログラムを通じ、部品メーカーや関連会社8社の設立につなげている。

 今後、新型ナバラの生産準備を段階的に展開するため、黒人所有企業15社を新たに選定。現地調達での支出増加へ、これら企業と提携していくとしている。

 日産自動車では中期計画「日産MOVEto2022」の実現のため、アフリカを重要市場と位置付ける。アフリカでは南アフリカに加え、エジプト、ナイジェリアにも生産工場を持ち、アルジェリアでも工場の開設を計画中だ。