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 印刷 2019年04月12日デイリー版3面

CLIAまとめ/18年の世界クルーズ市場、7%増の2850万人

 欧米を中心としたクルーズオペレーター(運航船社)が加盟する国際業界団体、クルーズ・ライン・インターナショナル・アソシエーション(CLIA)は9日、2018年の外航クルーズマーケット実績をまとめた。18年は世界全体で前年比約7%増の2850万人がクルーズを楽しんだ。また19年のマーケット展望では、18年比約5%増の3000万人程度になるとの見通しも公表した。

 18年のマーケット実績について、CLIAでは「世界の旅行産業全体の伸び率(約6%)に比べても、クルーズ市場の成長は何ら遜色なく、18年も全般的に堅調に推移した」と総括。さらに、「14億人という世界の旅行市場の2%を占めるに過ぎないクルーズだが、満足度の高い旅というイメージは広く浸透している」と付け加える。

 一方、18年のマーケット特徴は、「アラスカが前年比13%増、地中海が8%増と順調で、それぞれ100万人超、400万人超の集客実績を残した」と指摘。ただ、これまで市場をけん引してきたアジアは「中国を中心に成長が鈍化し、アジア域では420万人(5%増)にとどまった」とまとめる。

■平均年齢は47歳

 一方、18年の平均クルーズ日数は7泊で、乗船客の平均年齢は47歳だった。日本のクルーズ市場に比べて乗船日数は長く、年齢が20歳以上若いことも大きな特徴だ。

 またクルーズ日数を分析すると、「7泊の伸び率は9%超で、3泊以下は10%を超える。例年に比べてショートに人気が集まっていることも、18年の顕著な傾向」としている。

 地域別マーケット規模上位は以下の通り(カッコ内はシェア、対前年伸び率)。

 北米1424万人(50%、9・4%増)▽欧州717万人(25%、3・3%増)▽アジア太平洋570万人(20%、3・9%増)▽南米93万人(3%、9・4%増)