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 印刷 2019年04月11日デイリー版3面

ドイツポストDHL/人材の大量採用にチャットアプリ活用。応募者の負担を軽減

 ドイツポストDHL(DP-DHL)は9日、ドイツ国内の人材採用でチャットアプリ「ワッツアップ」の活用を始めたと発表した。メッセージに自動応答するチャットボットを使って応募の手間を減らし、現場スタッフを含めた人材の大量採用に生かす。

 こうした取り組みはドイツ企業では初めてだという。ワッツアップはドイツで広く使われている。希望者はワッツアップを通じて求人に応募でき、ウェブサイト経由の応募などで必要なオンラインフォームへの入力などの手間が省ける。

 チャットボットが必要な情報を応募者に順に訪ねていき、それで得たデータを応募者管理システムに自動送信する仕組み。チャットボットとの会話はいつでも休止・再開可能。すべてのデータは保存され、DP-DHLグループだけがアクセスできる。

 こうした仕組みにより、応募から面接までの時間も短縮可能。この時間は応募を続けるかやめるかの選択に大きく影響するため、可能な限り短縮しなければならないという。

 DP-DHLによると、ドイツの人材市場も買い手市場から売り手市場になっている。特定のターゲットグループに狙いを定めて採用活動を行い、先進的な方法を開発することが不可欠としている。グループのトーマス・オジルビー人材担当役員は「採用プロセスは応募者のニーズに合わせて調整していかなければならない。潜在的な応募者にリーチするためには、彼らが時間を費やしているところに行く必要がある」とコメントした。