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 印刷 2019年04月10日デイリー版3面

韓進グループ/趙亮鎬会長が死去

 韓国の大手財閥、韓進グループは8日、趙亮鎬会長=写真(大韓航空HPから)=が韓国時間の同日死去したと発表した。70歳。韓進グループは大韓航空を中心とした財閥で、2016年に経営破綻した韓進海運は同グループの中核企業だった。

 趙会長は韓進グループ創業者である趙重勲氏の子息で、03年2月からグループ会長職を務めた。

 14年に娘の趙顕娥・大韓航空副社長が同社機材の運航を遅らせる「ナッツリターン」事件を起こして以降、韓国では韓進グループの家族経営体制に強い批判が集まっていた。その後も韓進海運が経営破綻や、脱税容疑などで在宅起訴を受けるなど、不遇な晩年となった。3月には大韓航空株主総会で、社内理事(取締役)職に再任されず、同社の経営権を失った。

 現地紙によると、グループ会長の後継者として、長男の趙源泰氏が有望視されている。しかし、源泰氏への株の継承が完了する前に亮鎬氏が亡くなったことや、投資家が趙一族経営体制に不信感を抱いていることなどから、源泰氏にグループ経営権が円滑に継承されるかは不透明な状況だ。