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 印刷 2019年04月09日デイリー版2面

四管本部/海上交通安全に万全。南海トラフ対策も。●良(せら)氏が就任会見

第四管区海上保安本部長
第四管区海上保安本部長

 【中部】1日付で就任した●良(せら)俊也・第四管区海上保安本部長=写真=は5日、名古屋市内の四管本部で就任会見を開いた。経済活動が活発な中部圏で、名古屋港、四日市港、三河港など管内に重要港湾があることに触れ、「海上交通の安全に万全を期したい」と抱負を語った。重要課題として南海トラフ地震への対策にも言及。重要施設の警備、漁業活動やマリンレジャーに関する海難防止にも力を入れる考えを示した。

 南海トラフ地震対策では、「関係機関との連携で地域住民の安全、安心を守りたい」とコメント。1994年から3年間、神戸海上保安部、第五管区海上保安本部に勤務しており、阪神・淡路大震災を被災者と救助機関の職員という双方の立場で経験した。物資の荷さばきや地方自治体との連携、人員輸送など、当時担当した経験を南海トラフ地震対策にも生かしたい考え。津波への対応については、伊勢湾内を通行する船舶やエネルギー施設の防災対策と、コンテナ流出時にいち早く航路を警戒し、港湾管理者など関係機関と連携して迅速に対応することが重要と説明した。

 テロ対策など、海上保安庁の業務が時代とともに変わってきた点は、「変化に即応することが大切」と強調。「今後も地域の方に信頼される第四管区を目指したい」と力を込めた。

 せら・としや 海上保安大学校卒。海上保安庁総務部情報通信課長、福岡海上保安部長・博多港長、第五管区海上保安本部次長、海上保安庁主席監察官を経て4月から現職。広島県出身、59歳。好きな言葉は「日日是好日」。

 ※(●は「生」「丸」の下に「力」)