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 印刷 2019年03月11日デイリー版1面

MariTech 海事未来図】DNV-GL/検査最適化へ新サービス。AI利用、データ解析

 欧州船級協会のDNV-GLは今年から、就航船の検査に関する新サービスを開始した。AI(人工知能)を利用し、多様なデータを解析。最適な検査を各船に提案する。乗組員の負担軽減や、検査員の効率派遣などでのコスト削減も見込む。

 新サービスは提案型の検査リクエストシステム「スマート・サーベイ・ブッキング(SSB)」。DNV-GLのオープン・インダストリー・プラットフォーム「ベラシティー」内にあるポータルサイト「フリートステータス」を通じて、サービスを提供する。

 最適な検査の開始時期、検査範囲、検査場所などを各船に提案する。

 「例えばポータルを通じて提供された寄港地情報から、『次の寄港地はDNV-GLのサービスステーションから離れているので、そこでは検査を実施しない方が良い』などの助言ができる」(関係者)

 SSBのほか、DNV-GLでは造船所、舶用機器メーカー、船主、オペレーター向けに、技術的質問に対し、400人の技術専門家が24時間体制で対応する「DATE(ダイレクト・アクセス・ツー・テクニカルエキスパート)」も実施。船舶損傷時の緊急修理実施の可否や、規則の解釈などの技術的質問に解決策を提示する。

 これ以外にも、船舶管理監督(SI=スーパーインテント)などが、管理している船の状況を逐次把握できる「MY FLEET APP」サービスも提供している。いずれのサービスも、タブロイド端末での利用が可能だ。

 DNV-GLでは、検査について申請や証明書の発給は、すでに電子化を実現している。