未来のカタチが見えてきた「NYK Super Eco Ship 2030」

風圧抵抗削減=1%
最適船型=2%
船体重量削減=9%
その他=4%

上甲板(じょうこうはん)
船首から船尾まで、ハッチカバーのない上甲板。これにより船体強度を増すだけでなく、甲板下に装備した船内クレーンと陸上のガントリークレーンを併用して荷役(にやく)時間を短縮。減速航海も可能になり、CO2排出量が削減される。

貨物積載スペース
主動力源変更に伴い、貨物積載スペースが91%から97%に。

太陽光=2%
甲板カバーと帆(メーンセイル)などに張られた総面積は、3万1,000平方メートル。発電効率は現在の舶用太陽光パネルの約2 倍(予定)。荷役時には折り曲げて船内に格納可能なだけでなく、船体側面パネルは角度調整が可能。

風力=4%
効率良く風をとらえるため、丸みを帯びた形状。不要なときには、折りたたんで格納可能。

推進効率向上=5%
エネルギーを無駄なく推進力に変換する二重反転プロペラ※2を搭載

※2 二重反転プロペラ:互いに逆方向に回転する2 つのプロペラを前後に配置することで無駄な水流の発生を抑制し、推進効率を上げる仕組み

摩擦抵抗(まさつていこう)削減=10%
疎水(そすい)性・超撥水(ちょうはっすい)性を得るため自然界の生物をヒントにした、さめ肌塗装などをはじめ船底に泡を送り込む空気潤滑(じゅんかつ)システムにより、船体と海水の摩擦抵抗を削減

燃料電池=32%
LNG(液化天然ガス)燃料電池をコンテナ内に格納。また、電気を生み出す際に発生する廃熱を回収し、電気エネルギーに変換して動力として活用

NYKってなあに?

日本郵船株式会社は、ローマ字にするとNippon Yusen Kabushiki Kaisha(ニッポン ユウセンカブシキ カイシャ)。 海外ではその頭文字を取って、NYKとして 知られています。

船の未来をえがく

日本郵船はいちどに大量のものを運ぶことができる大型貨物船を運航(うんこう)しています。それらは、おもに「C重油(じゅうゆ)」という燃料で動い ています。石油からガソリン(自動車に使う)や灯油(とうゆ:ストーブに使 う)などを取った後に残る黒くドロドロした油で、これを船のエンジンで燃やすと、ガソリンや灯油よりたくさんのCO2が出てしまいます。
外国と貿易する船を運航する海運業のCO2は、海の上を移動中に排出(はいしゅつ)されます。このため国ごとの削減(さくげん)目標とは別に、世界全体で削減の仕組み作りを話し合っているところですが、日本郵船グループは環境問題に責任を持つ企業として、世界に先がけてCO2の排出量がとても少ない未来の船のアイデアを発表しました。
「NYK Super Eco Ship 2030」。未来の技術をたくさん取り入れることでCO2の排出量が現在の船より69%も少なく、その名の通り2030年の実現を目指しています。今から20年後には、こんな素敵なデザインで環境に優しい貨物船が走っている海の姿が想像できますね。

※TEU(ティー・イー・ユー)=長さ20フィート(約6メートル)のコンテナを 1つとして数える単位。プレゼントのミニチュアトレーラーのコンテナは40フ ィートサイズなので、1個のコンテナで2TEUになります。1TEU-mileは、コンテ ナ1TEUを1マイル(約1.8キロメートル)輸送することです。
コンテナ船 「NYK Super Eco Ship 2030」
全長 338m 353m
45.8m 54.6m
喫水 13.0m 11.5m
積載量 8,000TEU 8,000TEU
主動力源
(燃料)
ディーゼルエンジン(C重油)
64メガワット
燃料電池(LNG)
40メガワット
自然エネルギー なし 太陽光: 1 縲鰀 2 メガワット
風力: 1 縲鰀 3 メガワット
CO2排出量  195g/TEU-mile※1 62g/TEU-mile
(約69%削減!)
NYK Super Eco Ship 2030

ことし4月に行われた発表記者会見のもようです。

懸賞付きクイズ&アンケート お答えいただいた方にもれなくコスチュームキューピーを、抽選で10名様にミニチュア・コンテナトレーラーをプレゼントします。 発表はEメールでご連絡いたしますので、お間違えのないようお願いいたします。締め切りは2009年12月31日(木)です。※本応募は小学生高学年・中学生を対象にしています。

クイズ

Q1.

資源が少ない日本は、エネルギー(石油やガス)や原料(鉄鉱石や石炭)、食料(小麦や大豆)、その他の生活必需品の多くを、海外からの輸入に頼っています。
さて、輸入に使われる手段のうち、船が占める割合は貨物の重さで見た場合に何%でしょう?次のうち最も近いと思う数字を選んでください。

     
Q2.

生活に必要なさまざまな物の輸入や国内で作った製品の輸出といった国際貿易にかかわる船を運航しているのが、日本郵船のような外航海運会社です。
さて、わが社を含め日本の外航海運会社が使っている船はおよそ2000隻ありますが、その多くは外国の船で、日本に籍を置く純粋な日本の船は100隻ほどしかありません。その理由として、間違っているのは以下のどれでしょう?

     
Q3.

ことし6月に日本の国際貿易にかかわる船を海賊から守るための法律が成立し、すでに7月から海上保安庁と海上自衛隊が力を合わせて、船の護衛(ごえい)活動を続けています。
さて、海賊被害が多く発生し、今回法律が作られるきっかけとなった地域とは以下のどこでしょう?

     
Q4.

日本の造船業はかつて世界一を誇りましたが、韓国や中国の追い上げにより、現在は世界シェアの約30%程度です。ただし、船にもいろいろな種類があり、技術大国である日本の造船業は付加価値の高い船の建造を得意としています。
さて、付加価値が高い船は次のうちどれに該当するでしょう?

     

アンケート

Q5.

今回紹介した「NYK Super Eco Ship 2030」(以下「SES」)を知って、感じたこと、思ったことを100字程度で書いてください。
※自分の名前や学校名がわかるような情報は書かないでください。

Q6.

将来、「SES」のような環境技術を使った船などを作る仕事をしてみたいですか?

       
Q7.

将来、「SES」のような船に乗って海運の仕事をしてみたいですか?

       
性別:
   
学年:
         
eMail:

※本応募は小学生高学年・中学生のみを対象にしています。
※当選通知はメールでご案内します。その返信にて、保護者様の氏名・電話番号(日中必ず連絡がとれる番号)・郵便番号・住所、ご本人様の氏名・学校名を、ご連絡ください。事前に保護者様へ電話連絡し、了解を得たうえで賞品を発送します。